shiinn’s diary

悩んでいる方など一人で抱え込まないで下さいね。

エミリの小さな包丁

角川文庫はホラー小説が多いイメージを抱いていましたが、今回の書籍はホラー要素は微塵も無く、とても心が温まりました。

主人公はエミリです。東京で働くも周囲の人間関係等からメンタル不調に陥り、海が見渡せる田舎の祖父の元に行き、数か月祖父と生活し自身を取り戻すと言う内容です。島の住民の方々の優しさ。何よりも、齷齪した日々を送らずスローライフを肯定してくれる場所。何よりすべてを受け入れてくれる祖父の寛大さ。読み進めていくうちに泣いてしまいました。表紙や題名の意味を読み終えた後に、そうだったのか!と思ってしまいました。私も祖父の様な寛大な心を持ち、誰かを癒せたらなと考えてしまいました。

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